Published on: 04/19/2023 | Last updated: 09/16/2024
目次
わたしのボディートーク歴
初めてボディートークを体験したのは東日本大震災があった年の冬でした。
なのでもう丸11年以上つづけていることになります。
大きな変化を感じたのは最初の数年くらいで、その後は単によくなった状態をキープするだけと思っていたのですが、最近のパンデミックをきっかけに「自分でも気づかないうちにこんなにも進化してたんだ! つづけてきてほんとによかった」と、ボディートークのすばらしさを改めて実感したこともあり、これまでの成果をまとめてみようと思います。
人それぞれ生まれもった特性も体質も性格も生活環境も人生経験も違うので、ボディートークでどのような変化がどれくらいあらわれるかもひとりひとり異なりますが、一例としてご参考までに。
完治した病気/症状
掌蹠膿疱症
手のひらや足の裏に小さな水ぶくれから膿疱ができ、しばらくするとそれが乾いてかさぶたになって皮がむけ、きれいになったと思ったらまた水ぶくれがポツポツできはじめるというのを繰り返す厄介な病気。確実な治療法がない難病で、わたしも何年もいろいろ試しても治らず悪化する一方でした。
が、初回のセッションのとき、ちょうどかさぶたがボロボロとれはじめた頃だったのがぜんぶむけきって以来、二度と水ぶくれはできていません。
施術をする側になってからクライアントさんのなかにも数人、掌蹠膿疱症の方がいらっしゃいましたが、1回で完治とはいかないまでもみなさん大幅に改善していたので、ボディートークは効果があると言っていいと思います。
ボディートークは西洋医学で治療が難しい病気に高い効果を認められていますが、これもその一例ですね。
膝の痛み
中学時代にスポーツで重度の関節炎を経験して以来、軽い運動をしただけでもすぐ膝に痛みが出る状態で、とくに何もしていなくても夕方には膝がなんとなく重だるいという日常だったのですが、最初のセッションを受けたあとで「なんか最近夜になっても疲れないなー…あ、膝が軽いからだ!」と気づきました。
それ以来、激しい運動をしてもまったく膝は痛くなりません。
「膝は消耗品」なんて嘘。
アレルギー(猫/ダニ・ほこり/日光/花粉)
親もきょうだいもみんなアレルギー体質なのでそんなもんなんだろうと思っていましたが、いつのまにかまったく症状が出なくなっていました。
以前は目も鼻もガビガビになりながら大好きな猫と触れあっていましたが、今では何の問題もなく猫吸いし放題! 幸せです。
咳喘息
年に1、2回ほど咳が止まらない時期があるくらいの軽症だったのであまり気にしていなかったのですが、ボディートークを受けはじめてからは一度も症状は出ていません。
生理痛
生理痛はかなり重いほうで月に一日は完全に死んでいたのですが、ボディートークに出会ってから少しずつ改善され、半年後にフォローアップセッションを終えた頃には365日元気に過ごせるようになっていました。
PMSで前日から初日にかけてやたら眠かったのも今はまったくありません。
気象病
以前は気圧や湿度の変化による頭痛や倦怠感に悩まされていましたが、これもいつのまにか解消していました。
人間のからだにはもともと環境の変化に対応する能力が備わっているんですね。
不眠症
精神科医に「あなたは躁うつ気質だからこどもの頃から不眠症だったはずだしこれからも一生治らない」と言われ、8年間も睡眠導入剤に頼りつづけていたわたしですが、今やボディートークのおかげで薬なしで快眠の毎日です。
ちゃんと眠れると朝起きた瞬間からこんなに力がみなぎっているんだなと当初は驚き感動したものですが、それが当たり前になりました。ありがたい。
メニエール病
高校二年のときに始まり年に一度 発作が起きる程度の軽症だったのですが、母親が重度のメニエール病で難聴になっていたため、自分もだんだん悪化していつかはそうなるのかなと恐れていました。
これも初回のセッションを受けて以降、一度も発作は起きていません。
蕁麻疹(じんましん)
中学生のときが最初だったと記憶していますが、ストレスがかかると蕁麻疹が出ておさまるのに2、3日、というのがこれも年に一回程度あったのですが、ボディートークを受けるようになってからは一度もなし!
ドライアイ
とにかくめちゃくちゃ目が乾いてまばたきでハードコンタクトが落ちるくらいだったのですが、今は目の乾きを感じることはほとんどなく、明らかに目が疲れにくくなっています。あと最近5年ぶりくらいにコンタクトレンズを作るため眼科に行ったらなんと、片目だけですが乱視が治ってました!
乾燥肌
どちらかというと乾燥肌で、冬場は手足が粉を吹かないようにボディークリーム必須でしたが、ボディートークをはじめてからはボディークリーム、ハンドクリーム、リップクリームぜんぶ必要なくなりました。
体内の水分バランスが整うと皮膚も乾燥しなくなるようです。
冷え性
末端冷えまくりでわたしの手に触れた人はみんな「冷たっ!」と驚くほどでしたが、今は「手あたたかいね」と言われます。
冬場の極寒スケートリンクに長時間いるとさすがに手足は冷たくなりますが、暖かい場所に移動するとすぐ体温が上がるので、以前はよくあった芯まで凍えるような感覚は今はないです。
猫背
筋トレもエクササイズも何もしていないのに「姿勢いいね」と言われるようになりました。
触れない施術でも姿勢や重心の位置が変わる。なぜなら姿勢と意識は深く関係してるから。
楽になったこと
HSP
いろいろと感じとりすぎてしまうところは変わらないのですが、うまく境界線を引けるようになったので、感受性の高さを活かしつつデメリットは最小限に抑えられるようになりました。
ギフテッド
HSP含め結局すべてギフテッドの生きづらさなのだと知ったのはわりと最近のことですが、ボディートークほどギフテッドにうってつけの療法は他にないのでは?
施術をする側としても適性ばっちりだし、受ける側としても施術内容に納得感を得やすく効果も実感しやすいはずなので超おすすめです!
疲れにくい/筋肉痛にならない
がんばった日は疲れるのは疲れるのですが、ごはんがおいしいとかよく眠れるといった感じで、翌朝になればすっきり元気になってます。
十代、二十代の頃よりだんぜん疲れにくいし、つねに体がラク。
あと初めてセッションを受けて以来、一度も筋肉痛になったことがありません。
どれくらいならないかというと、ふだんまったく運動をしていなかった時に富士山に登ってクッタクタになったのですが、一晩寝ると完全復活! 翌日もそれ以降も筋肉痛も体の痛みも一切ありませんでした。
ボディートークでは体内の水分や血液やリンパや電解質などの循環が促進されるので、乳酸の処理が早く進み、筋肉もよい状態に保ちやすくなるようです。
運動神経がよくなった
運動習慣がないまま30歳を超えると急に体が思いどおりに動かなくなる。とは年上の友人たちからよく聞いていて、実際そのとおりだなと実感していたのですが、ボディートークを受けるようになってからは明らかに体感が変わって、こどもの頃のように自由に楽に動けて反射神経もよくなりました。
その後、四十代になってフィギュアスケートを始めたのですが、インストラクターの方々にはいつも「他にも何かスポーツやってるんですか?」とか「大人なのに言われたことがすぐできる人、珍しいですよ」などとほめられます。
やはり大人になると頭で理解していても体がイメージどおりに動かない人が多いようですが、運動というのは神経信号とさまざまな筋肉や関節の連動によって行われるものなので、体内のコミュニケーション・ネットワークを回復させるボディートークによって運動神経がよくなるというのはもっともです。
だからこそトップ・アスリートにも活用されているわけですが、趣味でスポーツをしている方でも、お年寄りのケガ防止にも、それぞれのレベルでそれなりの効果が期待できます。
車酔い、船酔いしない
とにかく島が好き! ということで世界中で船に乗る機会が多く、とくに小さい島に渡る小さい船だと気分が悪くなることも少なくなかったのですが、今は海が荒れまくっていても船酔いの心配はまったくなく、ますます島めぐりが充実しています。
食習慣
小中学校の給食がトラウマで、大人になってからは「好きなときに好きなものを食べる」主義を貫いています。
その結果、かなりの偏食で一日5食のときもあれば丸一日なにも食べないこともあったり、ごはん代わりにポテチみたいな日もあったりとめちゃくちゃな食生活だったのですが、ボディートークでメンテナンスをするようになってからは自然と体によいものを欲するようになり、かつ体内時計も整って、毎日だいたい同じくらいの時間にバランスのよい食事を適量おいしくいただくようになりました。
健康のために食事に気を遣うとなるとストレスになりがちですが、心と体のバランスが整うと体によい生活習慣が自ずと身につきますよ。
家族関係
幼少期から家族とは折り合いが悪いのですが、こればっかりはどうにもならないし、うまく距離をとってやっていくしかない。
大人になって独り立ちしてからは親がどんなに反対しようと自分の好きなようにできるのだし、離れて暮らしていれば日常生活ではもう何の問題もないのだから。
とわかっていても、たまに会っていろいろ言われればイライラするし、家族の集まりはいつも気が重かったです。
これは一生変わらないだろうとあきらめていたので、ボディートークをはじめて数年経った頃、家族との時間を心穏やかに過ごせるようになっていることに気づいて本当に驚きました。
価値観が違いすぎてまったく理解しあえないのはあいかわらずなのですが、そんな状況でも感情は乱れることなく、ただ客観的に観察していられるし、良い面にも目を向けられるようになったんです。
以前は時間が癒してくれたと思っていた心の傷がまだ潜在意識に残っていたから、認知レベルでは問題解決できていても、そのトラウマが疼くせいで感情的に反応してしまっていたのだと今はよくわかります。
家族だからといって心が通じ合わなくてもかまわないし、だからといって縁を切るわけでもなく、うまく境界線を引いて付き合えばいい。
という考えはずいぶん前から変わらないのですが、ボディートーク前は頭では理解していてもできていませんでした。今はそうしなければ、というのではなく、自然とそうなっているという感じです。
従来型の心理療法では数十年かけてもここまではたどりつけなかったと思うので、人生の比較的早い段階でボディートークに出会えてラッキーでした。
ストレス耐性UP!
もともと日本人にありがちな苦難を耐え忍ぶことを美徳とする信念システムに疑問を抱いていたため、好きなときに好きな場所で好きなことをやって日々を過ごせるように人生設計をし環境を整えてうまくやってきたタイプなので、思いどおりにならない状況に耐える力は低い方だったように思います。
でもボディートークのおかげで何があっても無駄にイライラすることなくすっと気持ちを切り替えて柔軟に対応できるようになり、だいぶいい感じになってきたなあとは思っていました。
そして真のストレス耐性が試されるときがやってきた! 前代未聞のパンデミックです。
感染のリスクのみならず、当たり前の日常がストップして移動の自由もなくなり、さらにパンデミックを機に噴出する社会問題、不安定化する世界、ますます取り残される日本というストレスマックスな状況に、ボディートーク以前のわたしだったらどうなっていたことか…。おそらく何ヶ月も海外に出られそうもないという見通しだけでも重度の鬱に陥っていたはずです。
それが実際には、コロナが世界で急速に拡大していった当初、個人の力や知恵ではどうしようもない不自由のなか自分の心と体はどうなってしまうのかと心配しつつも、その一方でめったにない観察の機会にワクワクしていたのは明らかに長年のボディートークの効果でしょう。ストレス・マネージメントのレベルが格段に上がっているのはもちろん、ボディートークがあればどんなことも乗り越えられるという絶対的な安心感が根底にあることも大きいと思います。
厳しい現実から目を背けることなくちゃんと恐れたり怒ったり悲しんだりしながらも身の回りにあるプラスの側面を大切にして、適切にリスク管理しつつ心と体のバランスを整えていくということが、こんなにもできるようになっていた自分を確認できたのはコロナ禍の大きな収穫でした。
効果を最大化するには
というふうにボディートークはきわめて有効性の高い療法なのですが、どんなに優れたツールでも使い方によって結果には大きな差異が生じるものです。
わたしの場合、初回のセッションで掌蹠膿疱症と膝の痛みという当時の日常を不便にしていた二大要因が治ったこともあり、なんだかわからないけどこれはすごく良いものだと確信し、効果を最大化するためにできることはすべてやっていました。
具体的には、
・フォローアップセッションは指示された時期にきっちり受ける。
・ボディートークのテクニックを使ってセルフケアができる“ボディートーク・アクセス”の講習を受け、毎日1セット(4、5分)欠かさずやる。
・フォローアップが終わったあとは不調がなくても2、3ヶ月に一回はメンテナンスのためにセッションを受ける。
ここまでやる人はめったにいないと思いますが、個人的には初めて経験する本当の“健康”があまりにも快適で味を占めたのと、体調不良により動けない時間がもったいないと常日頃から思っていたので月に1、2万円の投資で365日24時間元気に過ごせるならコスパよすぎ!という感覚でボディートークを活用しています。
あと振り返ってみて強く実感するのは、やはり長くつづけることに意味があるという点です。
ボディートークは治療というよりトレーニングに近いんですよね。
多くのセラピーはマイナスを減らすだけのものですが、ボディートークはマイナスがゼロになった後も続ければ続けるほどプラスが増えていって、心身の健康のベースラインが上がっていきます。
もちろんこうでなければいけないということはないので、それぞれご自身に合った形と頻度で使っていただければよいのですが、より早くより大きな効果を得たいという方は参考にしてみてください。