潜在意識/顕在意識だけじゃない!多層複合体の意識に効果的にアプローチする方法

Published on: 11/24/2024 | Last updated: 11/25/2024

「意識を変える」と言うのはかんたんですが実際にはなかなか難しいですよね。なぜなら意識には潜在意識と顕在意識だけではない複数のレイヤーがあり、さらにいくつもの小さな意識が集まってそれぞれに影響を及ぼし合い、そのうえ身体機能とも相互作用するというきわめて複雑な構造になっているからです。その仕組みを知って、意識を書き換えるために本当に効果的な方法を選びましょう。

ボディートークは意識に基づく療法(conciousness-based medicine)です。

といってもそもそも「意識ってなに?」というのが非常に理解しにくい部分ですよね。さまざまな捉え方がありますが、まず“顕在意識”と“潜在意識”があるというくらいはよく知られていると思います。

人が認識できる範囲、つまり顕在意識は1〜5パーセント、残りの95〜99%は潜在意識。従来型のカウンセリングやコーチングは弱小な顕在意識を用いて強大な潜在意識を変えようとする試みなので効果が出にくい。したがって本質的な変化を起こしたければ潜在意識に直接アプローチできる方法を選ぶ必要がある。そのメカニズムは以下の記事で詳しく解説していますのでご覧ください↓

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潜在意識の多層構造

今回はもう一歩深掘りして、意識の階層構造について解説します。

顕在意識の下にある潜在意識にはさらにいくつかのレイヤーがあり、深くなればなるほどより大きな影響力を持ちますが、従来型の心理療法や自己啓発などではアクセスしにくい領域となります。

ボディートークには必要に応じてこれらすべての階層にアプローチできるテクニックが含まれています。

1. 顕在意識

能動的にコントロールできる意思決定。全体の1〜10%。

2. 情緒的反応、習慣、思考/行動パターン

個人的な経験や記憶に基づいて形成される反応や行動、思考のパターン。顕在意識で正論を理解しても、かんたんには変えられない。車の運転やタイピングのように学習することで無意識にできるようになる行動や、日々の生活習慣もこの層に含まれる。

3. 信念システム、トラウマ、自己認識

過去の経験や体験、幼少期の環境などによって刷り込まれた思い込み、先入観、価値観、判断基準から成る信念システム。とくに受け入れがたく対処できなかったできごとの記憶(トラウマ)はこの層の奥深くに格納され、顕在意識や従来型の療法ではアクセスできないが、自己認識や行動、思考に大きな影響を及ぼす。

4. 超意識:魂、エネルギー、モチベーション

魂レベルの意識とつながっている領域で、神秘体験や深い気づきをもたらす。エネルギーの源泉でもあり、活性化されるとやる気やインスピレーションが湧き出る。この層をうまく活用できると“ゾーンに入る”ことができる。

5. 超越意識:直感、普遍的叡智、原型、遺伝的記憶

生きとし生けるものすべてがもつ知恵やとつながっている領域。ここにある情報にアクセスしたときに得られるのが“直感”。人類共通の原型的なパターン(アーキタイプ)、祖先から受け継いだ遺伝的記憶を含む。この層が活性化されると深い安心感に包まれる。

ボディートークは深層→表層

従来型の心理療法を含めほとんどのセラピーは表層である顕在意識を介して潜在意識にアプローチしようとするため、なかなか効果が得られなかったり、かなりの時間と労力が必要になったりします。

一方、ボディートークは深層にある超意識、超越意識を活性化することで信念システムが修正されてバランスが整い、その結果として表層である顕在意識にも影響が及ぶというメカニズムであるため、比較的短期間で本質的な変化が起きるんです。

また超意識や超越意識を効果的に活用できるようになると、いわゆる“ゾーン”に入りやすくなり、直感も冴えてきます

ボディートークはその名のとおり「体の声を聴く」のが基本。セッションでは「話してないのになんでわかるの?」「霊視ですか?」などよく訊かれますが、実は施術者は超意識や超越意識を用いて情報にアクセスするテクニックを使っています。

意識はひとつじゃない!細胞ひとつひとつに意識がある

ほとんどの人は意識というのはひとりにひとつと思っているのではないでしょうか。しかし、実際には無数の意識が集まり相互作用してひとりの人に成っています。

最新の科学的知見では、人の身体は複雑なネットワークシステムであり、体内ではつねにさまざまなレベルで会話が交わされ協調して機能していることがわかっています。これも身体を構成する各要素がそれぞれ意識をもっているから可能になるわけですね。

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意識の組織構造

たとえば会社のような組織と同じと考えてみるとわかりやすいでしょう。

トップにCEOや社長がいて、その下にそれぞれの部門を統括する副社長、その下に部や課、さらに小さなチームがあり、それぞれにリーダーがいます。

全体の意思決定者はCEOで会社としての方針やミッションがあり、各部門やチームそれぞれに役割や目標があって、その下で働く社員ひとりひとりもそれぞれ意志をもって働いているはずです。

会社経営がうまくいくのは、トップがリーダーシップを発揮するだけでなく、それぞれのレベルで意思疎通や情報共有がつねに円滑に行われ、縦横の連携が取れていて、ひとりひとりが全体の目標と自分の役割を理解し協力し合って仕事ができる環境が整っているときですよね。

人や動物の身体も同じです。

一般的に“意識”と思われているものがメインの意識、つまり会社でいうところのCEOや社長のようなものです。その下に身体の各器官や機能があり、そのなかにまた細分化されたチームがあって、それぞれが意識をもっています。そして、さらにそれらを構成する37兆個の細胞ひとつひとつにも意識があるのです。

それらすべてがうまくコミュニケーションを取り合い、サポートし合って機能することで、心と身体の健康は維持されます。

従来型セラピーの限界

このような意識の組織構造を前提として考えてみましょう。


ひきつづき会社の例に当てはめてみると、従来型の心理療法やコーチング、自己啓発といった手法は、CEOのマインドを変えることだけを目的としています。

その結果としてCEOがどんなに立派なマインドを持つようになったとしても、それが部下や社員ひとりひとりに共有されなければ会社全体の状況は改善されませんし、場合によっては急に変わったCEOに反発する部下も出てきて余計に混乱するかもしれません。


また、西洋医学は全体を見ることなく、業績が悪い部門や問題を起こしたチームだけに原因があると決めつけて対策を打つものですが、実際には他の部署から必要な情報やリソースが供給されていないなど連携が問題になっているケースも多いため、やはり根本解決にはつながりにくいです。

連携を高めて組織を最適化するボディートーク

ボディートークでは、このような集合体である意識の組織構造のどの部分にどのようなコミュニケーションの乱れが生じているか、どことどこの連携をどのように修正するかを特定します。そして、必要に応じてメインの意識から細胞ひとつひとつにいたるまで各レベルの意識をそれぞれ調整し、全体がひとつのシステムとしてバランスが取れた形で機能できる状態へと導いていきます。

だからこそ人や動物が生まれながらにもっている自然治癒力が存分に発揮できるようになり、他の療法では治らなかった病気や症状が改善される事例が多く報告されているのです。

次回予告:意識の具現化=身体

意識って本当に複雑なものなんですよね。その複雑さに対してここまで多層的かつ複合的にアプローチできる療法ってボディートークの他にもあるんでしょうか?(ご存知の方は教えてください!)

でもまだもうひとつ重要な要因があるんです。それは意識と身体機能の相互作用。これについては次の記事で解説しますのでお楽しみに。

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