ボディートークは本当に効かない?実際の変化と感じ方を徹底解説

Published on: 08/25/2024 | Last updated: 11/21/2024


「ボディートークを受けてみたけど、効果を感じられなかった…」
「ボディートークって本当に効くの?」

そう思っている人も多いのかもしれません。実は、ボディートークはどんな状態の人にも有効な療法ではあるものの、効果の感じ方に大きな個人差が出るのが特徴でもあるんです。そこでこの記事では、ボディートークによる改善とはどのように表れるものなのかや、良くなっていても実感できない理由、変化に気づけるようになるためのポイントについて詳しく解説してみました。


ボディートークのような新しい療法に対しては懐疑的な人もまだまだ多いのが現実です。

でも10年以上の施術経験を踏まえて、また先輩や仲間のボディートーカーのセッションを多数見てきた実感として、たとえ最悪の条件がすべてそろったとしても、まったく変化がない、効果が完全にゼロというケースはほぼありえないとわたしは考えています。

実際に、これまでに3000件以上のセッションを行ってきましたが、施術前後のチェックで身体の可動域や姿勢が改善していなかったお客様はただのひとりもいません。つまり、たとえ自覚はなくてもみなさん、少なくとも身体レベルでは何らかの変化が確実に起きているのです。

改善を実感できない2つの要因


ただしセッションを受けてみて「まったく効果がなかった」「何も変わらない」と感じる人は当サロンのお客様のなかにも一定の割合でいらっしゃいます。これには大きく分けて2つの要因があります。

自身のからだや心の状態を感じ取る繊細さ、敏感さについては個人差が大きいため、変化に気づくことが難しい人がいる
効果の現れ方には個人差があり、改善に時間がかかるタイプの人が微妙な変化に気づきにくい

ネガティブすぎて良い変化に気づけない


まずはいちばん多いパターンから見ていきましょう。施術者として駆け出しの頃、フォローアップセッションを受けにきてくださったある人のエピソードです。当時はセッションの最初にお客様に口頭で問診をして自分の手元にだけ記録を残すようにしていました。

「前回のセッションのあと、なにか変化はありましたか?」と訊ねたところ「まったくない」とのこと。さらに具体的にうかがっていくと、初回にからだの不調として訴えていた項目のいくつかに言及されなかったので、そのひとつである「肩こり」は今どうですかと訊いてみました。すると…

「肩はもともとこらないほうなので」
「え⁉︎ 前回、肩こりがひどいとおっしゃってましたよね?」
「そうでした? ぜんぜん覚えてないんですけど」

このときわたしは未熟さゆえに「はぁ? そんな見えすいた嘘をついてまでボディートークを否定したいの⁉︎」と内心あきれかえってしまったのですが、何ヶ月も経たないうちに悟りました。

このタイプの人は嘘をついているわけではなく、ただ単に意識がネガティブにフォーカスしすぎているために、自分の身に起きた良い変化に気づけないのだ、と。そして、こういう人は決して珍しくありません。記憶にないと言い切るほど極端ではないとしても、こちらに指摘されてはじめて不調が解消していたことに気がつくお客様は驚くほど多いです。

対策:問診票で記録を残す

そこで現在は毎回セッションの前に必ず問診票を提出していただいています。お客様の手元にも記録が残り、読み返せば体調や感じ方が変化しているのを確認することができます。

また、問診票を記入することがご自身の心とからだの状態を観察する機会にもなり、さらにそれを習慣化するのにも役立ちますので、めんどくさがらずにご活用いただければ幸いです。

“無意識”だから意識できない

とはいえわかりやすい身体症状がある場合はまだ効果は実感しやすいと言えます。痛みが軽くなれば気づきやすいですし、通院していれば検査で数値の変化を確認できます。また「よくなりすぎてお医者さんがびっくりしてました」「不思議がってました」など医療従事者の評価を聞いて、実感はなくても「それなら良くなっているんだろう」という形で納得する方もたくさんいらっしゃいます。

難しいのはメンタルの変化に関してです。

ボディートークは潜在意識に直接働きかけることができる点で画期的であり、潜在意識のプログラミングが修正された結果として、身体症状だけでなく考え方や感じ方、行動パターンが自ずと変わっていくというものです。潜在意識とは無意識、つまり意識しない領域を指しますので、そこを観察するのはかんたんではありません。

わたしはこどもの頃から、自分がとっさにとった行動やふと口をついて出た言葉などをいちいち分析して「ということは無意識にこういう思考や感情が潜んでいるんだな」と考察するタイプです。なので、はじめてセッションを受けた後、日々のできごとに対する身体の反応や感情的な反応が根底から変わったことにすぐに気づき衝撃を受けました。

同じように自分自身を客観的に観察する習慣が身についている人にとってはボディートークを受けた後の変化は劇的にわかりやすいはず。でもやはりそういう人は少数派だと思います。

変わったのは自分じゃないと思い込む

ボディートークを受けると「…でなければならない」といういわゆる“べき思考”が外れて意識が柔軟になります。すると自ずと物の見方が変わり、今までは気づけなかったことに気づけるようになったり、合理的な理由もなくできないと思い込んでいたことが自然とできるようになったりします。

しかし、多くの人はそれが自分の潜在意識が変わったためにもたらされた結果であるという発想にはいたらないようです。わたしがお客様からよく聞くのは↓

「自分は何も変わってないけど、なぜか急に周りの人が優しくなった」
「自分は何も変わってないけど、いいアドバイスをくれたり協力してくれる人が出てきて物事がうまく回りはじめた」
「自分は何も変わってないけど、最近ラッキーなことが多くてメンタルが好調」


このように、むしろ周囲の人や環境がたまたまこのタイミングで良くなったせいで自分が変われたかのように認識しがちですが…


いやまさにそれこそボディートークのおかげなんですよ!!!

と声を大にして言いたいところ。
実際に起きているのはこういうことです↓

ボディートーク前ボディートーク後
被害者意識に囚われて目の前にある優しさに気づけない被害者意識が外れて優しさに気づく
自己責任論に囚われて無意識のうちに人の助けを拒絶素直に感謝して手助けを受け入れる
思い込みの枠の外にある言葉は一切耳に入らない人の言葉から気づきを得て信念をアップデートする
ネガティブ思考に囚われすぎて
つねに身近にあるプラスの要因が目に入らない
どんな状況でもプラスの要因を見出し
前向きに行動する


このように状況は同じでも、世界を見るフィルター(認識)が変わればぜんぜん違う景色が見えてくるんです。でもその変化に気づけない……なぜなら無意識だから。

何がなんでも信じたくない人々

結局のところ人は信じたいものしか信じません。「ボディートークのようなわけのわからない(=自分の固定観念の枠の外にある)ものが効くわけがない!」と思い込んでいれば、効果が感じられないのは当然です。そんな凝り固まった信念システムを解きほぐすのがボディートークではあるのですが、凝り固まっていればいるほどボディートークから遠ざかってしまう……永遠のジレンマですね。

なかには「前からずっと飲んでたけど効かなかった薬が急に効きはじめた」「セッションを受けたタイミングでたまたま体調がよくなったけど偶然だと思う」などと意地でもボディートークの効果だとは認めたがらない人も少なからずいらっしゃいます(これらは実際にわたしがお客様から言われた言葉です。しかも複数人から複数回)。そういう人にはボディートークではなく、ご自身の理解の範疇にある従来型のセラピーをおすすめします。

すぐには変われないメカニズム:潜在意識の特性

当然ながら心やからだのコンディションは人それぞれ異なります。そして状態が良い人ほど回復しやすく、状態が悪ければ悪いほど回復にはコストも時間もかかるというのは、どんな病気であっても、どんな療法であっても想像に難くないですよね。

たとえば、ふだん健康な人がたまたま雨に濡れて風邪をひいただけなら、点滴をしたり薬をのめば数時間後にはすっかり元気になっているでしょう。でもステージ4のガンが見つかったとなれば、すぐに治療をはじめても体調が良くなったと感じられるのは何ヶ月も先でしょうし、むしろ治療のプロセスが病気の症状以上につらいということだってあります。

ボディートークは意識へのアプローチをメインとする療法ですが、考え方は同じです。意識のアンバランスの程度にも個人差があります。もしもさまざまな環境的要因や人生経験に柔軟に対応しながらしなやかに生きてきた人がなんらかの事情で一時的に行き詰まっているだけなら、たった1回のセッションでも劇的な改善が見られる可能性は高いです。

でも、よくないパターンを抱え込んだまま長い時間をかけてこじらせてきた人はどうでしょう?

潜在意識というのは習慣性で機能します。つまりパターンを繰り返す特性をもっているということ。そして、パターンは繰り返せば繰り返すほど強化され、変えるのは難しくなります

潜在意識に刷り込まれるネガティブな思い込みの大半は幼少期に経験したできごとや環境から生じ、いったん刷り込まれたが最後、つねに自動的にリピート再生され続けるのです。その状態で30年、40年、50年と過ごす年月が長くなればなるほどパターンは強固なものとなり、それが身体機能にも反映されて心と体の両面からガチガチに固定されてしまいます。また常態化すると、それが自分にとって明らかによくない信念であっても、手放すのが怖くなっていくのが人間の性です

そうなるともう、たった1、2回ですべてをリセットしてくれる魔法などこの世には存在しません。従来型の心理療法では歯が立たないのはもちろん、ボディートークのように効率的に変化をサポートできる療法を用いたとしても、時間と回数を重ねて地道につづけていくしかないのです。でも、効果が出にくいタイプの人にかぎって即効性にこだわりがちなんですよね…。これまたジレンマ。

だからといってそんなガッチガチの固定観念を一気に突き崩せば、心も体もその急激な変化についていけるわけはなく、非常に危険です。恐れのあまり拒絶反応が起きて逆効果にもなりかねません。ボディートークは安全性をもっとも重視するため、ご本人の心と体が対応できる範囲でのみ変化が起きるようになっていますので、意識が凝り固まっていればいるほど時間をかけてジワジワ効いてくる形になります。

それでもセッションの効果によって長年しがみついてきた固定観念を揺るがされるため、一時的には不安が強まり、好転を実感できるのはしばらく後になってからというケースも多いです。

これらもまた「効かない」と感じる要因になっていると考えられます。

効かないからこそケアが必要

効果が感じられなければ続けないのがふつうですよね。わたしはそういう人を説得してまでボディートークを受けてもらいたいとは思いませんし、基本的にお客様含め誰に対しても自分から積極的に勧めることはありません。

ただ事実として、効果が出にくいのはその人自身が厳しい状況に置かれているからです。

コロナ禍で世界中がロックダウンしていた時期、効果を実感しているからこそ続けてこられたリピーターのみなさんのなかでも、以前ほどボディートークが効かなくなった気がするという人が増えました。ですが、それはボディートークの効果は以前と変わらなくても、もともと個人的に抱えているストレス要因に加えて、パンデミックによる行動制限や社会不安の悪影響が上乗せされてマイナスが大きくなっているせいで、差し引いたときに残るプラスが少なくなっているというだけの話です。

これはボディートークだけに限らない単純な数学ですが、ふだんよりも強いストレスがかかっているときや不利な条件下で同じだけの効果を得るためには、そのぶんセッションの回数や頻度を増やす必要があるんです。

先に述べたパターンの固定化が進んで意識の柔軟性が失われてしまったタイプについても、満足できるレベルの結果が早急に得られないからといって、そのまま何もしないでいれば、年齢を重ねるごとに状況はますます厳しくなっていく一方です。ボディートークはそのような状態の人にでも時間はかかっても良い方向への変化を促せる数少ない選択肢のひとつであるという意味で、「効かない」と感じるケースにおいてこそボディートークの意義は大きいと言えるのかもしれません。

こどもと動物には即効性あり

ボディートークは人間でも動物でも胎児からお年寄りまで幅広く受けていただけますが、目に見える改善がすぐに表れやすいのはこどもと動物です。当サロンのお客様のなかでもお子様や動物の場合はフォローアップ・セッションの必要がなく一回の施術で完結することが多いです。

生きてきた年数が短いこどもたちは、潜在意識のパターンや癖を繰り返した回数がまだ少なく、とくに人格形成期においては信念システムはまだ粘土のように柔軟性が高いので、ボディートークにもよく反応し変化が早いんですよね。

動物については、自然の法則に従って全体の調和を志向する本能を強くもっているため、人間のように潜在意識と顕在意識が乖離して内的な葛藤をこじらせるような状況にはめったになりません。体の不調や問題行動の原因はほとんどの場合、環境に起因するストレスです。ボディートークは環境的要因にもアプローチできる稀有な療法のひとつなので、他は何をやっても効かなかったというケースでも、ボディートークで外的要因を調整しただけで驚異的な回復を見せる事例は、わたしの施術経験のなかだけでも枚挙にいとまがありません。また飼い主さんがセッションを受けただけでもペットの状態が目に見えて変化したというご報告もたくさんいただいています。

自閉症/ASDの人は動物に近い⁈

アスペルガー症候群の動物学者として知られるテンプル・グランディンさんは、自閉症の人は動物に近い感覚をもっているという考え方を提唱しています(→参照:『動物感覚 アニマル・マインドを読み解く』)。

わたしはギフテッドなのでASD (自閉スペクトラム症)に近い特性をもっていてASDと診断されたこともあるくらいなんですが、こどもの頃から人間よりも動物のほうが自然と心が通い合うし共感できるなとつねづね思っていたので、全面的にとは言いませんが大枠ではグランディンさんの説を支持しています。

ということは自閉症やASD、そしてそれらと共通する特性の多いギフテッドについてもボディートークは効果が出やすい、効果を実感しやすいと言っていいでしょう。わたしのお客様のなかでもその傾向は明らかに見てとれます。

ちなみに自閉症の権威である脳科学者もボディートークの実力を認め推奨しています↓

効果を実感するための5つのポイント

1. ストレスレベルを測定できるツールを活用

ボディートークのセッションを受けると体がリラックスモードになりストレスが軽減されます。なので施術中に眠ってしまう人も多いですし、そのあと一日中すごく眠かったという人もいます。

今では緊張/リラックスを制御する自律神経の状態を解析したりストレスチェックができるデバイスやアプリがたくさんあるので、そういったツールを活用すれば施術の前と後のご自身の変化を目に見える形で確認できます。

アップルウォッチ:
心拍数、心電図、血中酸素レベルを測定、ストレスレベルや睡眠状態を分析できる
Fitbit(フィットビット):
心拍変動(HRV)を使ってストレスを測定できる。また、「ストレスマネジメントスコア」により、ストレスレベルを数値化して表示できる。
ストレススキャン(スマホアプリ):
バックカメラに2分間指を置くだけで心身にかかるストレスを1〜100の数値で測定。
Upmind(スマホアプリ):
カメラに30秒間指を当てるだけで、自律神経のバランスの解析から改善までサポート。

2. からだの声を聴く感性を磨く

最初はなかなか効果を実感しにくい人でも、ボディートークをつづけていくと、ご自身の体の声や心の声に耳を傾ける感性が自然と身について、変化を敏感に感じとれるようになります。リピーターの方が初めてのセッションから何ヶ月も経ってから「最初の頃のあれもこれもボディートークの効果だったんだと今になって気づきました」と報告してくださることもよくあります。

ボディートークを活用しない場合は、ふだんから体の感覚や感情の動きを観察するようできるかぎり意識して、体の声を聴く練習を根気強くつづけていくことが大切です。そうすれば自分にとって本当の意味で最適な、本質的な効果が得られるセラピーを選びとれるようになるでしょう。

3. できるだけはやく始める

効果の出やすさと感じやすさの両方にもっとも大きな影響を及ぼすのは意識の柔軟性です。個人差は大きいですが、一般的には年齢を重ねれば重ねるほど潜在意識のパターンが強化され柔軟性は失われる傾向にあります。誰にとっても“きょうがいちばん若い日”。何歳になってからでも遅すぎることはありませんが、一日でも早くはじめるのが最善です。

まだ若くて身体的には大した不具合はないからボディートークはまだいいやという人もいますが、信念システムの歪みによるストレスの蓄積はこどものときからはじまっています。病気や身体的症状というのは、それが限界に近づいて「そろそろなんとかしないとまずいよ」という体からのメッセージです。どんな問題でもそうですが、深刻な影響が表面化してから対処するよりも、厄介ごとが起きる前に原因を解消しておくほうが問題解決にかかるコストは小さくてすみます。日常で少しでもストレスを感じるなら、年をとったときに体のあちこちにガタがくるのを避けたいなら、できるだけはやく始めることをおすすめします。

自分の信念システムに捉われず、むしろつねにそれをアップデートしながら生きている人は、大人になっても新しい状況に適応しながら変化を受け入れるしなやかさを保つことができます。でもそういう人でも、いやそういう人だからこそ、年齢を重ねるとともに少しずつ柔軟性が失われていくのを敏感に察知しているのではないでしょうか。そういう方であればメンテナンス・ツールとしてのボディートークの有用性を肌で実感していただけます。

4. 習熟度の高い施術者を選ぶ

もうひとつ効果の程度を大きく左右する要因があります。それは施術者の技能レベル

わたしはこれまでにさまざまな療法を学んできましたが、同じモダリティなのに施術者の個々の技能や特性によってここまで結果に差が出るセラピーって他にないと思うんですよね。

その理由はボディートーク・システムの拡張性の高さにあります。

有料でセッションを提供するためにはボディートーク認定施術士(CBP)という資格が必要ですが、一口にCBPといっても、ボディートーク・システムのなかにある膨大な学習のためのリソースのなかで、もっとも基礎的なクラス2つしか受講していない人もいれば、上級コースも含めて何十ものクラスの内容を網羅してセッションに活用している施術者もいます。

さらにはボディートーク以外でそれぞれの施術者が習得している療法やテクニックもボディートークに組み込んで使えるという超画期的なシステムでもあるため、さらに施術の精度や対応できる範囲に差がつくんです。

そんな拡張性の高さこそがボディートークの最大の利点のひとつなのですが、まさにそれが「ボディートークとは何なのか?」をわかりにくしている要因でもあり、施術を受けたい一般の人からすればどうやって施術者を選べばいいのか迷ってしまいますよね。考えられるのはホームページなどで習得済のクラスを確認することと、料金設定を目安にすることでしょうか。最初は数千円程度から始めて、習得したクラスやモジュールが増えて施術範囲が広がると少しずつ上げていく施術者が多いので、できるだけ少ない回数で高い効果を得たいなら、ある程度高い料金でセッションを提供している施術者を選ぶのがおすすめです。1回の料金で比べると高く思えても、安い料金で受けて回数が増えたり効果が限定的であれば費用対効果ではむしろ損になるかもしれませんから。

残念ながらボディートークの学習リソースのなかでもとくに上級コースは日本語化されていない部分が多いです。なので日本語圏ではレベルの高い施術を受ける機会は限られてしまうのが現状ですが、当サロンでは現役の通訳/翻訳者でもある施術者が英語で学んだ上級テクニックを組み込んだセッションを提供しています。

さらに技能だけでなく資質も関係してきます。どんなに知識や技術があっても、その枠にとらわれ、目の前にあるものをただありのままに観察できる直感力や意識の柔軟性を欠いていたら、からだが発する微妙なメッセージを読み取ることはできません。ですから施術者自身もつねに固定観念に囚われず優れたバランス感覚を保ちつづけるためのセルフケアを怠らないことが大切です。

わたし自身つねに意識を柔軟に保つためにこの十数年、3ヶ月に1回はセッションを受けつづけていて、大勢のボディートーカーのセッションを受けてきましたが、施術者が違えばそれぞれの個性が反映され、同じ療法とは思えないほどまったく異なる体験になるので、つねに新鮮で興味深いです。間違いなくこれがボディートークの魅力のひとつです。効かないと思うなら施術者を変えてみるのもいいかもしれません。

4. 相性のいい施術者を選ぶ

もうひとつ重要なのが相性です。

施術を行う側と受ける側の共鳴度が高ければ高いほど効果は出やすくなるため、感性が似ている、あるいは同じような境遇や問題を経験している施術者を選ぶといいでしょう。

よくわからなければ単純にピンときた人でもOKです。

ちなみにholistic wellness RELAでは施術者自身の特性と経験を踏まえて、ギフテッド、ASD、HSP(HSS型)、HSC、マイノリティ全般の生きづらさに対するサポートに力を入れています。

バランスを整えるイメージ写真

 holistic wellness RELA

 西洋医学と東洋医学を先進科学でつなぎ
 真のウェルビーイングを目指す
 これからのホリスティックケア

まとめ

結論としては、ボディートークでまったく何の改善も見られないケースはほぼありえません。

ただし、ご自身の心やからだの変化を感じとるというのは一般に思われているよりもずっと難しいことであり、最初から効果をじゅうぶんに実感できる人ばかりではないのも事実です。

実際、知人友人のご紹介でセッションを受けてくださる方もわりと多いのですが、ご本人が「効果がない。なにも変わらない」と言っていても、周りでは「あの人すごい変わったよね」と話題になっているというパターンがよくあるんですよね。またお客様の感想としても「自分では変わった気はしないけど、友達(または家族/パートナー)に変わったと言われるので、効果はあるのかなと思っている」というお声が非常に多いです。

それでもセッションを重ねていくとからだの声に耳を傾ける感覚、つまり直感が研ぎ澄まされ、セラピーに限らず日々の生活のなかで自分にとって本当に良いものを選びとることができるようになり、どんどん好循環が起きてきます。それもまた気づかれにくいけどすばらしいボディートークの効果なんです!

薬なら長いあいだ同じものを服用していると耐性がついて効きにくくなりますが、ボディートークのセッションは筋トレのようなもので、定期的につづければつづけるほど回復力が鍛えられ、健康のベースラインが上がっていきますし、施術にも反応しやすくなります。

「あまり効いてないかも…」と感じていても、何回か続けてみるとまた違う世界が見えてくるかもしれませんよ。

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