PSYCH-K®︎

脳全体をバランスよく活用ーPSYCH-K®︎前後の脳波測定

脳神経科学者のジェフリー・L・ファニン博士は初めてPSYCH-K®︎(サイケー)の話を聞いたとき、ほとんどの人がそうであるように懐疑的だったそうです。

それでもブレインマッピングの専門家として好奇心に駆られ、自ら実験台となってセッションを体験し、その前後の脳波を計測してみたところ驚くべき変化が…!

これをきっかけにPSYCH-K®︎の創始者ロブ・ウィリアムズと連絡をとり、本格的な脳波測定による検証プロジェクトがはじまりました。

QEEG(定量的脳波検査)を用いて12ヶ月にわたり125の事例でPSYCH-K®︎の潜在意識の信念を書き換えるプロセスを実施する前と後の脳波を測定し解析を行ったのです。

詳細については以下で図表付き解説を読むことができます(英語)↓

Leading-Edge Neuroscience Reveals Significant Correlations Between Beliefs, the Whole-Brain State, and Psychotherapy

その結果、調査事例の98%においてPSYCH-K®︎の前と後で脳の状態に明らかな差異が生じていると判断するにじゅうぶんな相関関係が認められたとのこと。

具体的に何が変わっていたかというと、わずか10分ほどのPSYCH-K®︎のプロセスを実施した後では、脳全体をよりバランスよく使えている状態、いわゆる“ホールブレイン・ステート”になっていたんです。

このとき右脳と左脳の両方が活性化しているというだけでなく、もうひとつ重要な要因となるのが“コヒーランス”です。

物理学で波長の位相の揃い方、干渉のしやすさを示す用語ですが、かんたんに言うと、右脳から発生する脳波と左脳から発生する脳波の波形が互いに増幅しあうか打ち消しあうかを見ています。

右脳も左脳も活発だったとしても、葛藤していたらお互いのエネルギーが相殺されてしまいますが、PSYCH-K®︎後の脳波では右脳と左脳のシンクロ率が高まり、情報のやりとりがより効果的に行われることで脳全体のエネルギーがパワーアップしています。

よく人間には右脳型と左脳型があると言われるように、多くの人はどちらかの脳を偏って使う傾向があります。

左脳は論理的思考や解析、言語、左脳は直感や感情、創造力というふうにそれぞれ異なる特性があるため、、両方の脳を同時に連携して使うことができれば、さまざまな人生経験に直面したとき、より多角的な視野からバランスのよい問題解決が可能になります。

しかし強い感情(多くの場合ネガティブな)を伴う過去の記憶が潜在意識に残っていると、似たような状況が生じたとき、どうしても情報処理が一方の脳に偏る傾向が強くなってしまいます。

こうしたトラウマやそれによって形成された信念についてもホールブレイン・ステートを作り出して見直すことで新たな捉え方を獲得し、これまで自分自身を制限してきた習慣的な行動パターンや思考パターンから自由になれるのです。

PSYCH-K®︎はこのホールブレイン・ステートを用いて潜在意識に刷り込まれた信念を書き換えていくプロセスです。

ボディートークにおいても脳全体をバランスよく使える状態を整えることは基本概念のひとつとして重視されており、PSYCH-K®︎とは手法は異なりますが、右脳と左脳の連携を高めるためのテクニックがよく使われます。

顕在意識の100万倍もの処理能力を誇る強大な潜在意識に介入するためには、ホールブレイン・ステートが重要なポイントのひとつとなるのです。

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