なぜ今ボディートークか 医療のパラダイムシフト

Published on: 08/17/2023 | Last updated: 09/16/2024

新時代の健康観 “これからの医療”とは?

海外と日本を行き来する生活をつづけていると、いまだに西洋医学依存が根強い日本とは対照的に、近年の欧米では一般の人々と話していてもヘルスケアに対する認識が大きく変わってきていることを実感する場面が多くあります。

この流れのなかで“これからの医療”として注目を集めているのが、ボディートークをはじめとするホリスティックに心身の健康を目指す療法なのですが、医学と科学をめぐる歴史的変遷を踏まえてその理由を解説してみたいと思います。

医療のパラダイムシフト

実はここ数十年の間に医学の世界では人体というものの概念が根本的に覆るような劇的な変化が起きているんです。

旧:人体は機械(部品の寄せ集め)→対症療法(壊れた部品を直す)

近代の西洋医学のベースとなっているのは17世紀に哲学者ルネ・デカルトが確立した医学論。

そこでは人間の体は機械と同じと見なされました。車や時計と同じように、それぞれの役割をもった部品が組み合わさって機能するもので、病気というのは部品のどれかが故障している状態。したがって不具合が生じた部品を修理したり取り換えたり取り除いたりすれば病気を治すことができるという考え方です。だから医師は専門分野が細かく分かれているんですね。

またデカルトは心(意識/精神/魂)と体を別個のものとして切り離して捉え、物質的な肉体のみを治療対象としました。

現在ではストレスが健康状態に影響を及ぼすことは広く認知されており、心理的なアプローチも多少は取り入れられるようになったとはいえ、基本的には人体を部品の集積として捉え異常のあるパーツを治療する、いわゆる対症療法である点に変わりはありません。

この医学モデルをベースに医療業界は超巨大産業へと成長し、各国で医療費増大の問題が深刻化する一方で、この考え方では効果的に対処できないケースや、原因の説明すらつかない病気や症状があまりにも多いことが明らかになっていきました。

新:人体はネットワークシステム→ホリスティックケア(調和を高める)

そこで新たに浮上したのがダイナミック・システムズ・モデルです。

これは複雑なシステムでは構成する各要素すべてが動的に相互作用することにより全体が組織化され有機的に機能しているという最新の理論に基づくもの。

科学技術の発達により、身体機能の仕組みをより多角的に観測できるようになった結果、人体はこれまでに考えられていたよりもはるかに複雑かつ緻密なネットワーク・システムであることがわかってきました。つまり部品の寄せ集めなどではなく、ひとつひとつの細胞や臓器、器官それぞれがつねにコミュニケーションをとりあい協同して働くことでバランスを保ち、心身の健康を維持するようにできているというのです。

しかし、ストレスがかかると体内のこうしたやりとりが阻害され、それによって生じたアンバランスが病気や症状といった形で表面化します。

このときそれらの病気や症状が現れている箇所に根本原因があるとは限りません。

多くの場合、複合的な要因が関わる調和の乱れが起きているため、不具合が出ているところに焦点を当てて治療する対症療法では効果に限界があるのはさもありなんというわけです。

ボディートークで体内のコミュニケーション回路を修復!

ボディートークは1995年、こうした体内のネットワークが阻害される要因となった心身のストレスをとりのぞき、コミュニケーション回路を修復することにより健全な状態を取り戻すというコンセプトではじまって以来、従来の療法では改善が見られなかった病気や症状にも高い効果を上げてきました。

当初は東洋の神秘主義として揶揄されがちだったこのような概念も、今やテクノロジーの発展によりその正当性が科学的に裏付けられています。

以前は想像だにできなかったレベルで人体の働きを解析できる技術が開発され、体内でメッセージがやりとりされる様子を実際に観察、分析できるようになったからです。

統合医療の未来へ

そして現在もかつての常識を覆すような人体の驚異が次々と解き明かされつつあり、それとともに先進国では医療体系の見直しが進められています。

西洋医学だけでは病気は直せないという認識は医療従事者の間でも広がっており、病院での治療にも東洋医学やエネルギー療法などの代替療法が多く取り入れられるようになりました。

アメリカでは1990年代から国立補完統合衛生センター(NCCIH)が設置され、補完療法や代替療法、統合医療の研究や臨床試験が行われていて、ボディートークもそのなかで有効性が実証されている療法のひとつです。

また、ドイツ、フランス、オーストラリアなど伝統的に自然療法が好まれる国々ではすでに、ボディートークの施術者認定が医療資格として政府に承認されていたり、施術費が公的保険の適用対象になっている国もあります。

わたしがニューヨークに滞在していたときには、出会う人々のなかにもボディートークを知っている、受けたことがある、あるいは身内や知り合いに施術士がいるという人が複数いて、やはり先進的な文化のなかではかなり浸透してきているんだなと実感しました。

最先端科学!量子力学で読み解くボディートーク

このように世界的に広がりつつある医学のパラダイムシフト、それを大きく後押ししたもうひとつの要因でもあり、ボディートークが効果的である理由を説明する上で欠かせないのが、まさに科学の最先端である量子力学です。

量子力学によって導き出された新しい世界観、そして「意識」と「現実」の関係とは?

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