BodyTalk

大切な人のためにできること

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

リピーターの方からよくありすぎる質問。

家族やパートナー、友人にボディートークを受けさせたいけど話しても理解してもらえないと思うので、本人には内緒で遠隔セッションしてもらえますか?

えっと、よぉーくわかりますよ。

大切な人が苦しんでいるのを見るのはつらいし、病気も治ってほしいし、もっと楽しく生きてほしい。

自分はボディートークでこんなにラクになったのにうまく説明できないし、説明してもわかってもらえない。

でもこんなにかんたんによくなる方法があるのだから自分が申し込んで知らない間に遠隔でやってもらえば…。

これ、技術的には可能です。

しかしながら原則としてご本人のご了承が得られない場合はお断りさせていただいています。

例外として乳幼児や小さいお子さま、または病状や心神喪失により意思の確認あるいは適切な意思決定が困難な方についてはご家族やパートナーの方からのご依頼があればお受けします。

未成年者についても保護者さまからのご依頼であればお受けします。

その他、特殊なケースについては個別に事情を考慮し倫理的かつ合理的に判断しますのでご相談ください。

動物に関してはセッションの最初に動物に許可を求めそこでノーと言われれば施術はできませんが、これまでのところ許可が出なかったことはありません。

このような原則を設けているのは第一にプライバシー保護のためです。

知らないうちに第三者の依頼で他人が自分の部屋に入り、勝手に掃除をしていったらイヤですよね?

それと同じで心や体もプライベートな領域でありむやみに立ち入るべきではないと考えます。

それからもうひとつ重要なポイントとして、ご本人にセッションを受け入れる意思があるかどうかによって効果に差異が生じるという現実があります。

というのもボディートークのセッションそのものは心と体のバランスを再調整するための修正プログラムを特定し起動するという作業になります。

そして、そのプログラムを実行するのは施術者ではなく、ご自身の心と体、です。

ですから当然、セッションを受ける方がどの程度このプロセスにコミットしているかがその処理の精度や速度を大きく左右することになるわけです。

たとえて言うなら、自らセッションを申し込んでくる人というのは、程度の差こそあれ何らかの変化を望んでいる、つまり旅支度を整えて車に乗り込んでいる状態。

エンジンをかけてあげればすっと走り出します。

一方でセッションを拒絶している人はいわば道を塞いでいる巨石のようなものです。

どっしりとして動く気がない。

力を込めて押せば少しずつは動くものの、同じ距離を移動させようと思えば、何倍もの労力と時間が必要になりますよね。

つまり一回のセッションの効率がそれだけ変わってくるということ。

結局のところ他人を変えることはできません。

誰しも自分で変わるしかないんです。

変わりたいならそれを手助けしてくれるツールはあり、そのひとつがボディートークです。

でも誰もが今すぐ、できるだけ早く変わらなければいけないわけでもない。

悶々として動けない時期が必要な場合もありますし、時間をかけなければ得られない学びもあって、それぞれのタイミングってものがありますから。

じゃあ黙って見守るしかないのか?

まあそういうことになりますが、できることがないわけではありません。

それはあなたが思いっきり楽しく毎日を生きること。

そんな姿を身近で見ていればそのうち「なんだかあっちのほうが楽しそうだな」と少しずつ心が傾いてくるでしょう。

実際に最初は否定的だったけれど、セッションを受けているお友達やご家族がどんどん変わっていくのを見ていたらやってみようという気になったといって申し込んでこられる方は多いです。

わたしも周囲で聞こえてくる愚痴や悩みの数々、ぜんぶボディートークで解決するのになあ、と思いつつ、自分からセッションをおすすめすることはめったにありません。

そういう便利なツールがあることさえ話題にもしない。

受け入れる準備ができていない人にヘンにすすめても余計 頑なになるだけですからね。

でも何年も音沙汰がなかった知り合いがあるときわたしがやっている施術のことを小耳にはさんで突然「今までぜんぜん興味なかったんだけど急に気になって」とセッションを受けにきてくれたり、偶然のような必然のきっかけでボディートークに出会う人がいたりと、誰しも受け入れ態勢が整えば自然と引き寄せられてくるものなんだなあとしみじみ感じます。

だからそのときがくるまであたたかく見守ってあげましょう。

そしてご自身が最高の状態で楽しく過ごすことこそがいちばんのサポートです。

タイトルとURLをコピーしました