Published on: 03/07/2014 | Last updated: 09/13/2024
IBA(International BodyTalk Association)認定ボディートーク施術士になって3ヶ月、まだ駆け出しのわたしですが、ありがたいことにすでにたくさんの方にセッションをさせていただき、効果を実感したというご感想に励まされつつ、まだまだ勉強にいそしむ日々です。
一度体験すると、ほとんどの場合、不思議だけどすごい!とわかっていただけるのですが、日本ではまだなじみが薄く、言葉で説明するのはかなり難しいボディートーク。
わたしも最初はよくわからないけどおもしろそうだから受けてみようというくらいの軽い気持ちでした。そこからどっぷりはまって2年も経たないうちに施術士の資格まで取ってしまったわけですが…
わたしにとっては人生の転機にもなったボディートークとの出会いについてきょうは書いてみようと思います。
きっかけはアニマルボディートークを受けたという友人の話を聞いたことでした。
19年間いっしょに暮らしてきた猫にセッションをしてもらったそうです。
その内容からは猫がいかに飼い主のことを想い気遣っているかが伝わってきて、第三者として聞いているだけのわたしでさえ涙があふれそうになるほどでした。
しかも、動物がどんなできごとや状況に対してどんな意識や感情を抱いているか、それが健康状態にどう影響しているかがわかり、それを解放したりバランスを整えることによって、よりよい方向へ導くことができるという。
そんなことができるならわたしもやってみたい!
ということで、まずは自ら体験してみようとすぐに予約を取りました。
動物好きとはいえ、旅暮らしのわたしはペットを飼うことができないので人間向けのボディートークを受けることになります。
最初にひととおり説明を聞き、体調などについて気になることを伝えたあとベッドに横になると、あとは手を軽く動かされているだけなのですが、震災直後の東北でボランティアをして体感した膨大な悲しみのこと、幼少期の家族関係のことなど、次々と言い当てられていきました。
胎児期に事故に遭ったときのトラウマという項目も出てきて、当時の記憶はないもののその内容には心当たりがあり、母親がわたしを妊娠していたときに自動車事故に巻き込まれたという話は聞いていたのでびっくりしました。
そうしていろんな感情を解放してもらった他、生理学的な項目についてもいくつかバランスを整えてもらい、セッションは終了。
やけにスッキリした気分にはなっていましたが、頭と心臓をタップするだけで何が変わるの?と半信半疑だったのも事実です。
しかし、ボディートークのすごさを思い知ったのは2週間ほど経ってからのこと。
実はわたしは数年前から掌蹠膿疱症という病気に悩まされていました。
手のひらや足の裏に膿疱ができる皮膚疾患で、根本的な治療法がなく、ステロイドで症状を抑えることになるのですが、長期的にそれをつづけるわけにもいかず手足がボロボロなのを恥ずかしく思いながらも放置するしかない状態でした。
それがいつのまにかきれいに治まっていることに気づいたのです。
さらに、学生時代にスポーツで故障して以来ちょっとしたことで疼くようになっていた膝が一日中歩き回ったあとでもまったく痛まない!
そして、ちょうどその頃に富士山登頂の誘いがあり、以前なら膝のせいで絶対にムリと断っていたはずですが、この調子ならいけるかもと参加することにしました。
結果、仲間といっしょに頂上まで無事登り切り、下山の砂利道ではヘトヘトになったものの膝が痛むことはなく、おそらく一生に一度のすばらしい経験となりました。
あの満点の星空や雲海をオレンジに染めるご来光を拝むことができたのはボディートークのおかげだと思っています。
その後もいろいろなことがタイミングよく進み、停滞気味だった人生がするすると動き出したという実感があります。
もちろんこれはわたしの個人的な体験であり、ボディートークの効果は個々のケースにおいて異なりますが、ちょっと気になるという方はぜひ一度セッションを受けてみられてはいかがでしょうか。
新しい世界が開けるかもしれませんよ。