BodyTalk

マトリックス!

ふたたびバンクーバー島へいってきました。
シアトルから2時間半、船を降りるとそこはブリティッシュな街並みが美しいビクトリア。
色とりどりの花が咲き誇り、馬車が走っていて、赤い2階建てバスもあります。
小さな町は週末の小旅行を楽しむ人たちでにぎわっていました。
が、わたしがここにきた目的はボディートークのセミナーです。
抜けるような青空を窓から眺めつつ、ストリートミュージシャンが奏でる軽快な音楽が聞こえるホテルの一室に2日間こもってモジュール6「マトリックス力学」の講義を受けてきました。

マトリックスといってもイナバウアー的なアレではなく…
人は日常のさまざまな側面に対応するため個人のなかに複数の人格マスク(仮面)をもっていてそれが心身の健康に大きな影響を及ぼしています。
それらをマトリックスと呼び、ボディートークのテクニックで切り離したり修復することで、それに付随する信念や感情を解消したり、エネルギー的なバランスを取ることができるのです。
また、家族など複数の個人で構成されるグループにおいてもマトリックスが形成されます。
メンバー間の関係を調整すると、より調和のとれた家族になったり、スポーツのチームのパフォーマンスが向上する、ビジネスがうまくいくようになるといった効果が期待できます。
また、家庭に新しいメンバーを迎え入れる準備を整えることでこどもが生まれるといった事例もあるようです。
周囲のエネルギーに非常に敏感な動物へのセッションにおいてもとても重要なテクニックなので、今後のセッションに役立てていこうと思います。

今回のセミナーでとくに興味深かったのは、ファミリー・コンスタレーションのセッションを体験できたこと。
ホドロフスキーのドキュメンタリーを観たり知り合った女性がファシリテーターをしていたりと、ここのところ何かと耳にする機会が多いものの、話を聞いてもどういうものなのかいまひとつわからず、とても気になっていたセラピーです。
クラスのほぼ全員が参加してのグループワークでは、セッションの対象者が自分の家族ひとりひとりをクラスの誰かを代理人として直感で導かれた場所に配置していきました。
それからファシリテーターが質問をして、それぞれの感情を引き出したり、場所を移動したり、メンバーを追加したりしながら進めていくのですが、みんな対象者の家族や状況をまったく知らないにもかかわらず、自分が演じる人物の感情が自然と湧いてきて、現状に即した関係性が再現されるんです。
そのなかでストーリーが展開するとともに、まるでもつれた糸がほどけていくようななんとも感動的なセッションでした。
また個人の問題は家族というシステム全体と深く関係しているのだと実感しました。
ボディートークにおいてこれと同等のヒーリング効果をもたらすのがマトリックス力学のテクニックということになります。

さて、これにより施術範囲が広がったことに伴い、11月以降、料金を改定しセッション1回8000円とさせていただく予定ですのでご了承ください。

写真はビクトリアのガバメントハウスの黒猫さんです。

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