Published on: 06/15/2017 | Last updated: 09/16/2024
「ボディートークは”スピリチュアル”ではない」
と、いつも言っているせいか「べつに体調悪いわけじゃないから受けても意味ないよね?」とよく言われます。
確かにボディートークの効果としていちばんわかりやすいのは体の不調や病気が治るということ。
痛みが消えたり、身体に表れていた症状が治れば一目瞭然ですからね。
でも、そもそも身体的症状や病気というのは基本的に意識の問題が表面化したものなので、それが治るということはそれだけ意識が変化したということなんです。
顕在化した症状がない人でもセッションを受ければ同じように意識の変化は起きています。
ただ、それって本人はなかなか自覚できないんですよね。
意識の大部分を占めるのは”無意識”なので。
わたしのクライアントさんのなかでも自分ではなんとも思っていなかったけれど、身近な人や家族に「明るくなった」とか「最近楽しそうだね」などと言われて、そういえば、、、と気がついたという方がとても多いです。
わたし自身、西洋医学では治療法がない難病が治るという当時は奇跡のように思えたことを体験していなければボディートークのすごさには気づけなかったでしょう。
そういう意味では病気は変わるきっかけをもたらしてくれるギフトであるというのはよく言ったものです。
そのおかげで定期的にセッションを受けるようになったのですが、しばらく続けてみた結果、体調がよくなったこと以上にありがたみを実感したのは、心のありようが根本的に変わったことでした。
一言でいえば、とにかく生きやすくなった。
以前なら「気にしない」と決めても、気にしていないつもりでも、実は気にしてしまっていたようなことが、本当にまったく気にならなくなって人にどう思われようと何を言われようとただ好きなことを楽しんでやるだけという、わかっていても単純なようでもなかなかできなかったことができるようになったからです。
たまにイラッとしたりカチンとくることはあっても一瞬ですぐに受け流せるので引きずることがありませんし、「この人だけは絶対ムリ」と思っていたような人とでも気楽に笑って話せるようになったり、ボディートーク以前には想像すらしなかったようなことが今ではすっかりふつうになりました。
ストレスがたまるという状況がもはや思い出せないくらい。
そんなゆったりした心持ちで過ごしていると、この世の事象はすべてエネルギーの反応なので周囲の環境も自然と変わってきて、気の合う人との出会いが増えたり、物事がスムーズに進むようになったりします。
まあこういうことは身をもって体験するまではうさんくさいとしか思えない人もまだ多いのでしょうけれど。
わたしの場合は世間になじめないこと、そして、そこからくる人間関係のストレスに悶々としていた日々でしたが、生きづらさの原因は人それぞれだと思います。
病気もそのひとつですし、そのほかにもありとあらゆるストレス要因が考えられますが、それが何であれ、すべての生きづらさに共通するのはこれまでの生活環境のなかで刷り込まれたさまざまな信念、人生経験のなかで処理しきれずに封じ込められた感情、それらが無意識のなかに蓄積した結果として引き起こされている現象であるということ。
顕在意識では気づいていなかったり、なかったことにしていても、意識の奥底に引っかかりがあるから傷ついたり不安になったり恐れたり腹が立ったり自分自身を否定してしまったりするんですね。
さらにその状態を放置しつづければ体は身体的症状という形で警告を発します。
ボディートークは無意識と対話することにより、ブロックとなっている信念や感情を特定、解放して
ニュートラルな意識の状態へ、つまり心と体、魂のすべてが調和して機能し人間や動物が生まれながらにもっている力が制限なく発揮される本来の状態を回復するものです。
病気を治したり体調を整えるのが目的というよりも、無意識をクリアにすれば心が波立つこともなくなって直感的に生きられるようになり、そうなると健康がおまけについてくるという感じ。
いま流行りのマインドフルネスっていうやつですね。
その実践によく用いられるのは瞑想ですがうまくできないという方も多いのではないでしょうか。
それよりもずっと簡単にできて効果が高い方法としてボディートークを取り入れてみるのもいいかもしれませんよ。
ストレス・マネージメントにもきわめて有効です。