Published on: 11/11/2014 | Last updated: 09/16/2024
「そんなことでどうして治るの?」
ボディートークの話をきいた人にありがちな反応です。施術中でさえセッションを受けている人の顔に?が浮かんでいることも。“常識”では説明のつかないことがたくさんあるんですよね。ボディートークやその他諸々を勉強していくと納得できる部分も多いのですが、それでも毎回新しい発見や驚きがあり、そのときはわからなかったことが数日後、数ヶ月後にクライアントさんからの経過報告で急に腑に落ちることもよくあります。何がなんだかわからないけど効く。それがまさにボディートークなんです。
きょうはその典型ともいえるある女性の体験談をご紹介したいと思います。
彼女は医学生として忙しい日々を送っていたとき、悪性リンパ腫と診断されました。放射線治療を受けることになり、その副作用で疲れやすく、胃が荒れて食事も満足にできないし、髪は抜け、骨の痛みもひどく、かなり落ち込んでいたといいます。さらに、以前から偏頭痛の治療として定期的に通っていたカイロプラクティックやマッサージも、刺激を与えるとリンパ腫が転移する可能性があるからと医者に止められ、偏頭痛も悪化。
あまりにつらすぎるのでなんとかしようと、身体に刺激にならない代替療法を探しはじめ、見つけたのがボディートークでした。しかし、西洋医学を学んでいる彼女から見ればただひたすらあやしいだけのセラピー……。それでも、わらにもすがる思いで一度受けてみることに。セッションのなかで言われたことはそのときの自分の健康状態には何ら関係ないことのように思え、帰り道では、こんなことで治るわけがない、もう二度と来ないと決心していたそうです。ところが、数日後には身体がすっかり楽になっていました。解剖学や心理学の学位を持つ彼女が論理的に考えてもまったく意味がわからない。でも、他のどんなことをやっても効果がなかった症状が治っている!
キツネにつままれたような気持ちで、信じられないまま、それでも明らかに効いているのでその後も定期的にセッションに通いつづけました。検査のための通院もつづいていて、甲状腺に放射線を当てていたため甲状腺ホルモンの数値が高く、一生薬を飲みつづけなければいけないだろうと医者に言われていましたが、それも正常な数値に戻ったそうです。でもやっぱりわからない。どうして効果が上がるのか、論理的な根拠を知りたい! というわけで、彼女はボディートークを学ぶことになりました。
わたし自身もボディートークで難病が治癒し、なんだかわからないけどすごい! もっと知りたい!というところからはじまって施術士になったのですが、ボディートーカーには西洋医学だけでなく整体、鍼灸などのバックグラウンドを持つ方がとても多いです。治療家としての知識や経験があるからこそなおさらボディートークのわけのわからないすごさを実感できるんでしょうね。
言葉でいくら説明しても伝わらないこのすごさ、一度体験してみるとハマるかもしれませんよ。