ボディートークってなに?

Published on: 12/16/2014 | Last updated: 09/13/2024

ボディートークは1996年に、カイロプラクティックや鍼灸、自然療法の治療家および教育者として知られていたジョン・ヴェルトハイム博士によって確立されました。

そのきっかけは博士自身が重い病気にかかったこと。何ヶ月も微熱がつづき、原因は不明、どんな治療も功を奏さず、ついには余命宣告を受けるほどでした。そんなとき、教え子のひとりが博士を救おうとある不思議な療法を施します。すると、すぐに高熱が出て(免疫系が働きはじめた!)数日後には博士はすっかり元気になっていたといいます。

感銘を受けた博士はこの療法について研究をはじめました。そして、それを基に、自らの幅広い専門知識と現代医学、スポーツ医学、オステオパシー、東洋のエネルギー理論などを統合して作り上げた新しい療法がボディートークです。精力的な研究は今もつづいており、ボディートークシステムはどんどん進化しています!

さて、ボディートークは人間や動物の体が全体として調和して機能する状態を目指すホリスティックケアです。その全体には肉体だけでなく心や精神、感情、環境要因も含まれ、それらすべての各部分が連携して互いにコミュニケーションをとりあって機能していれば自己治癒力が最大限に作用して、不具合が表面化する前に修正されるというわけです。そのためにセッションでは誰もが無意識のなかに生まれもインネイトウィズダム(内なる叡智)に質問を投げかけ、神経筋バイオフィードバックを応用した方法で答えを受け取ることで連携やバランスが崩れている部分を探り出し、そこに焦点を当てて頭(脳)と胸部(心臓)を軽くタップします。体の制御装置である脳に刺激を与えることで修正のプロセスを発動させ記憶装置である心臓をタップすることで修正された状態を記憶させるのです。あらゆる症状に高い効果が認められていますが、強い力を加えたり、道具を体内に入れたりすることのないシンプルかつ安全なテクニックですので、副作用の心配がなく安心して受けていただけます。

セッションのなかで出てくる項目は、多くの場合、施術を受けている人にとって心当たりのあるものとなるでしょう。しかし、自覚症状のある箇所とはまったく関係ないように思えることもあるかもしれません。ボディートークは対症療法ではなく、つねに全体のバランスを調整するためにもっとも優先的に対処すべき部分に働きかけていくからです。表面化している症状の根本的な原因は思いもよらない部分にあるかもしれないのです。いずれにしても、ほとんどのケースにおいては全体的なバランスが整えば身体的な症状も改善していきます。このアプローチが従来の医療とは大きく異なる点であり、これまでは治療が難しかった病気にも高い効果を上げている理由であると思われます。

セッション終了後は、施術の内容についてはとくに意識することなく、ふつうに過ごしていただくだけで変化が起きていきます。直後に痛みが消えたり、気分がすっきりするといった効果を実感される方も多いですが、癒しのプロセスはその後も時間をかけて進んでいきますので、数週間後に効果に気がつく場合もあります。個人差こそあれ、ほとんどの方が前向きな変化を実感されているようで、施術者としてもうれしいかぎりです。心も体も健やかに、楽しく生きたいすべての人に、そして大切な家族である動物のためのケアとしても、自信をもっておすすめします。ピンときた方はぜひ一度お試しください。

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